セミナー・ワイン会のご案内実践マリアージュ講座につきまして

実践マリアージュ講座につきまして

「2017年度日本ソムリエ協会教本に、料理のページがない!」

ということで、実践マリアージュ講座に関し、
すでにお申し込みいただいている生徒さんたちもいらっしゃる中で、
ご心配をいただいておりました。

そうなんです。
「JSA教本に載っているマリアージュ一覧を実際に飲んで食べて試してみよう」
という講座ですので、教本から料理の章がなくなってしまっては、
講座趣旨が揺らぐのではないか、という由々しき事態ですよね。

遠藤先生から引き継がせていただいた、この講座・・・
遠藤先生が個人的に始められたのを含めると、
もう10年くらいになる、ロングランの講座です。

実は私も生徒時代に、
資格取得後のブラッシュアップとして受講しました。

(実践マリアージュ講座は
形式上「資格対策講座」に分類されていますが、
講座の性質上、どちらかというと
「今年の受験のために覚えなきゃ!」という方よりも、
資格取得後にブラッシュアップのためにいらっしゃる方が
多い傾向にあります。)

私もソムリエ資格取得のために、
見たことも食べたこともない料理名と
「それに合うワイン」を沢山覚えたわけですが、
やはり暗記だけでは全く実感がなくて。

授業で料理の由来やエピソードなどを学び、実際に食べて、
それに定番とされているワインを飲んでみることで、
「へぇ、こんな味だったのか!」
「これとこれは、教本に書いてある通り、やっぱり合うね!」
などと皆で興奮し合い、たまには、
「これとこれは、意外と微妙かな?」
なんて笑い合い、いつも新しい発見が豊富で、
まさに目から鱗の、楽しく素晴らしい経験でした。

ということで、私としてもできるなら続けたい、
大好きな講座の一つです。

本年度の教本をよく確認しまして、
アカデミー・デュ・ヴァン事務局とも相談しました結果・・・

結論から申しまして、
フランス編もイタリア編も、
どちらも内容を少し練り直した上で、催行することになりました。


教本をよく見てみますと、以前からフランスやイタリアの地方料理は、
料理の章とは別に各産地の本文にも分散されてしっかり載っておりまして、
それは今年の教本も変わりません。
(両ページで内容が重なるので、削除された面もあるのかもしれません。)

特にフランスの地方料理と定番のワインに関しては、
たとえば「コック・オ・ヴァンにジュヴレ・シャンベルタン」など、
去年までの教本の料理の章のマリアージュ一覧と、
今年の教本の各産地の本文に書いてある内容が、ほぼ同じです。
(一部、去年までの教本の料理の章のマリアージュ一覧には
載っていなかった組み合わせが本文中にはあるので、
その追加を検討中です。)

イタリアのほうは、
去年までの教本の料理の章のマリアージュ一覧と、
各産地の本文記載内容が、結構違うんですよね・・・・^^;
こちらも内容を検討中です。

ちなみに、ここからは完全に個人的な憶測と、
単なるつぶやきですが、もしかしたら、
今回から料理が独立した章ではなくなったことと、
そもそも近年出題が減っていたことも考えますと、
相変わらず各産地の章に地方料理の記載があるとはいえ、
JSA試験においての「相性料理の選択」の重要度は
今後も下がっていくのかもしれません。

ある意味で、頷ける面もあります。

身も蓋もありませんけど、別に必ずしも、
「コック・オ・ヴァンにジュヴレ・シャンベルタン」
じゃなくても、良いわけじゃないですか。

それこそ日本ワインだって、良いじゃないの。
むしろシェリーだって、合わせてみたら良いじゃないの。

(余談ですが南西地方の授業の回で、
Civet de Marcassin(小猪の煮込み)や
Salmis de Palombe(森鳩のサルミソース)に合うと思い、
教本記載のワイン以外にシェリーのオロロソも追加したところ、大好評でした。
オロロソとジビエや内臓系は合うというのが、シェリーファンには定番です。)

「地方料理にその地方のワイン」
「昔からの定番の組み合わせ」
というのは先人の知恵の結晶ですし、
もちろん学ぶことに意味があり実際に合いますけれども、
それに縛られすぎても、もったいないですよね。

ですので、「これにはこれが合う」という一覧が
教本からなくなったのは、ある意味で今後が楽しみです。

ただ、勝手な心配がひとつ。
「試験勉強では重要度の高いものから覚える」
というのが鉄則ですから、どんどん地方料理の重要度が低くなり、
各地の試験対策スクールやそういうサイトなどで
「そこは捨てていい、覚えなくていい」となってしまったら、
「フランスやイタリアの地方伝統料理を何も知らないソムリエ」
というのも生まれかねないのかな、と。
それはなんだかちょっぴり悲しいな、と。。。

きっと日本ソムリエ協会様も、そんなことはしないでしょう。(はず)

昔あったような「相性の良いものを選べ」という、
マリアージュを限定しかねない形でなく、
単純に「地図Aの産地の郷土料理を選べ」みたいな形とかでも、
何らかの出題を残し、地方伝統料理に関する勉強の機会の余地を
受験生に残しておいてくれたら嬉しいなと思いつつ。。。

料理と歴史を調べると、面白いですよね。
食べるのも勉強も、本当に楽しい。

むしろ、日本人のソムリエに必要な知識として、
日本の各地の伝統料理と日本ワインの組み合わせも
そのうち載せてくれたら素敵だなぁ、なんて。勝手な希望です。
(そして実践マリアージュ日本編も行なう算段。笑)

(なんて、そんなことを願って叶ってしまったら、
また更に覚えることが増えて受験生泣かせですね。。。)

なにはともあれ、
今期の実践マリアージュは催行しますのでご心配なく。(ご心配おかけしました。)
より、良い内容にすべく、精進してまいります。
そして4月スタートでまだ募集中ですので、よかったらいらしてくださいね!

●食べて飲んで覚える!フランス実践マリアージュ
詳細・お申し込みはこちら


●食べて飲んで覚える!イタリア実践マリアージュ
詳細・お申し込みはこちら

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