【2021年】ジュラ&サヴォワ Jura, Savoie|ソムリエ・ワインエキスパート試験

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おまけ現地写真

ベルテ・ボンデにお邪魔した時。ブルゴーニュ近いからピエスなんですよね。ここに限らず、フロール系ワイン全般において、普通古樽です。

Domaine Berthet-Bondetが「シェリー風にヴィンテージを混ぜて造った」ということから名前をつけた、「クリアデラ」という商品。面白いのでワイナリーで何本か買いました☺️(※受講生と一緒にみんなで飲んでしまって、今もう私の手元にはありません。。。)

 

シャトー・シャロンの産膜酵母を樽の栓を開けて上から見た状態です。補酒をして産膜酵母を常に厚く元気に保つシェリーと異なり、ヴァン・ジョーヌは補酒をしないので産膜酵母の栄養が枯渇して、膜がなくなっていくのですよね。。。「溶け込んでいく」という言い方をしたりします。シェリーと同じような、真っ白で分厚い産膜酵母がある、樽を横から輪切りにした模型の写真をよく見かけると思いますが、「あれはディスプレイ用だ」と現地の方もおっしゃってました。ジュラは通常、あんなに元気に分厚くなってないんですよねー。

 

特に産膜酵母の扱いや考え方は、ジュラとヘレスでは随分と異なって面白いです。もちろん根本的に気候や土壌や酵母や熟成法なども違います。ヴァン・ジョーヌとシェリーを「似た風味」「同じような造り方」ということで片付けてしまわず、両者とも素晴らしい歴史を持っていてお食事に幅広く合わせることのできる楽しいワインなので、双方の違いを楽しみながら、もっともっと身近にペアリング等に使ってくださると嬉しいなって心から思います。

 

特に、ワインの勉強をされている方にこそ、誤解が多いのでもしよかったら知って欲しいなぁと思うのは、

 

●ヴァンジョーヌは黄色い!って思っている方。たしかに名前の由来はそうだけど、特に最近はクリーンな造りも多く、若いヴァン・ジョーヌなどは黄色くないことも多々あるよ。普通の白ワイン色だったりするよ。

 

●ヴァン・ジョーヌはスティル・ワインで、シェリーは酒精強化ワインだから、比べたらシェリーの方が圧倒的にアルコール度数が高いはずだからわかるでしょ!と思っている方。よく似ていると言われるシェリーのフィノやマンサニージャは、現在流通しているもののほとんどが15%。ヴァン・ジョーヌは幅広く、長い熟成の水分蒸発により16%以上のこともしばしばあるので、実はそうとも限らないよ。

 

●ヴァン・ジョーヌもシェリーも同じような造り方だと説明している有資格者の方々。たしかに産膜酵母を活かすこと「だけ」は一緒だけど、それ以外のあらゆる面において、結構異なるよ。

 

最後に食いしんぼ談義を。。。笑

 

ベタですが、ジュラ付近といえばコンテチーズですよね。ヴァン・ジョーヌに限らず、それこそシェリーでもいいのですが(もっと安いので😂)、「フロール系ワインとハードチーズ」はナッティな要素が共通し素晴らしい相性の良さを見せます。おすすめ。あとねあとね、しめ鯖やバッテラなど、酢でしめた青魚系ともめちゃ相性がいいよ!わさびや醤油とも相性が良いので、お寿司屋さんに持ってくなら産膜酵母系のワインは超おすすめです。よかったらお試しくださいな✨

更新履歴

  • 2021/04/03 まとめ資料修正しました(超細部なので前のバージョンでも支障ないと思います)。
  • 2021/04/04 同上。

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富田葉子

富田葉子

J.S.A.認定ソムリエ/ワインエキスパート WSET® Level 3 Award in Wines シェリー原産地呼称統制委員会認定 2014年最優秀ベネンシアドール JCAAコミュニケーション能力検定1級 日本滑舌能力検定協会認定講師(滑舌能力検定1級) 日本朗読検定協会認定講師(准プロフェッサー) レストラン勤務時代にネッド・グッドウィン MWの元で働き、ワインの魅力の虜になる。ワインの勉強は生粋のアカデミー・デュ・ヴァンっ子で、アカデミー・デュ・ヴァンが大好き。 みんなが仲良くなれる優しい雰囲気、聞き取りやすい講義と分かりやすい資料が特に好評。試験講座受講生の合格率も高く、「暗記こそ心で伝える」をモットーに、どこまでも寄り添って全員を合格へ導く。 15年間シングルマザーの経験があり、近年まで自身が「家事育児を両立し勉強もしながら忙しく働く母ちゃん」であったことから、限られた時間でも楽しくしっかりと身につけていただくことに心血を注いでいる。受講生との交流を大切にし、クラス会も活発に開催。 近年は滑舌能力検定や朗読検定の講師資格も取得し、ただワインに詳しいだけの講師ではなく、伝え方のプロフェッショナルでもありたいと日々努力を続けている。

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