シェリー「マスター」といっても、難しい講座ではありませんのでご安心ください。春夏にシェリーの受験講座を行なうため、秋冬はまったりと「楽しむ」ことを主体とした講座にします。ちょうど御燗も美味しい季節ですし、昨年好評だった御燗や、気軽なおつまみと楽しむのもいいかなと考えています☺️
ちょっと、ここからは生意気かもしれないのですが…
シェリーを是非もっと皆さまに知ってもらいたいなあ、できることはしたいなあ、と思うのには、いくつかの理由があります。
特に前から気になっているのが、これは広める側の努力が足りないのかもしれませんけど、間違いや誤解がとても多いこと。
現状、シェリー専門でない方が書いていらっしゃる日本語のシェリーの情報は、ひととおり拝見する限り、ほぼ必ずと言って良いほどどこかが間違っています。かなりもっともらしい本や教科書や記事であってもです。これは比喩や煽り文句でなく、残念ながら実話です。
もちろん、世のお酒専門の方やワイン愛好家の方や飲食のライターさんたちがシェリーに触れてくださること自体は嬉しいことですし、皆さまきっと丁寧に調べて勉強されて書いていらっしゃると思うのですが、いかんせん、その情報元自体が頻繁に間違っていたりするのですよね。誰も悪気はないんだけど孫引きしたら自動的に間違うっていう、もったいない感じ。
お酒やワインのプロの方々は、シェリーだけでなく他にも沢山のことを学習されなければいけないのでしょうがないことだと思うのですが、業界トップレベルの方々であっても、市場の小さい酒精強化ワインに関しては昔の教科書の古い知識を自信満々に話されている方も失礼ながら少なくないので、シェリーを愛する自分としては悲しいな、もったいないなと思うのです。
たとえば、ヴァン・ジョーヌと、シェリー。
たとえば、マデイラや紹興酒と、シェリー。
それぞれ全く異なる魅力を持つ素晴らしいお酒ですのに、ワイン有資格者の方々に「なんとなく似てる」で一括りにされると本当に切ない。僭越ながら、そこに愛はあるのかと…!!笑
なんて。私も幅広くワインの知識を伝える仕事をさせていただいている身として、きっと人様のことなんかとても言えなくて、それぞれの分野の専門の先生方からしたら細部が同じように「イマドキはそれ全然違うよ、古いよ」と思われる部分もあるのかもしれないな…日々勉強し吸収していくことが肝心だな…と改めて思っています。自分なりに一生懸命調べたつもりでも、何事も常にわかった気にならずにさらに勉強していかないと、悪気なく間違いを広めてしまいかねないので、肝に銘じないといけませんよね。我が振り直せです。
話を戻しますと、そんなわけでシェリーに関しては、たまたま私は素晴らしさに触れ勉強させていただく機会が多々ありましたので、日本の中でシェリーファンの増加&理解の底上げの少しでもお役に立てたら良いな、ということで。
数年前からシェリーの講座を始め、改めて、今まで日本でシェリーを伝えようと頑張ってこられたシェリー業界の先輩方のご苦労をひしひしと感じつつ。
昨年からシェリーの試験対策講座以外で始めました、純粋にシェリーを楽しむ講座、「シェリーマスター講座」。調味料とのペアリングなど、今年もパワーアップして登場です。私のできる範囲で精一杯、楽しく正しくお伝えします!心からお待ちしております!!
※「ヴァン・ジョーヌとシェリー」は別講座です。詳しいご案内はこちら
※2020年のベネンシアドール&シェリーアンバサダー試験をお考えの方の基礎固めにも最適です。シェリーの試験関係はこちら
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お読みくださって、どうもありがとうございました。
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