「ビストロ・パ・マル」シリーズ

今までにとみたが素敵だなぁと思った、お気に入りの本を少しずつご紹介?✨

「お気に入りの本」というタグで一覧にします☺️

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最近よく、AmazonのAudibleを利用しています。様々な本を、スピード調節自在で、声優やナレーターの方が朗読してくれるんですよね。

PC作業や家事などをしながら聞くことができるし、プロの方の朗読の仕方が授業の伝え方の参考になるので、とても重宝しています。

そんな中で最近のお気に入りが、この「ビストロ・パ・マル」シリーズ…?

1、「タルト・タタンの夢」
2、「ヴァン・ショーをあなたに」
3、「マカロンはマカロン」

（※文庫やKindle版もあります。三冊目はAudibleになっていません。）

舞台は日本の下町にある気取らないビストロ。主人公は、成長中の若いギャルソン（サービススタッフ）。お客様の高級ワインの飲み残しを楽しみにしている俳句の好きな若い女性ソムリエや、無愛想だけど料理の腕も推理力も凄腕のシェフ、そんなシェフを絶妙に補佐するスーシェフ、素敵なお客様方などと繰り広げられる、ほっこりミステリー短編集です。

読みやすい内容で、美味しそうな描写がたっぷりでてきます。

ビストロということで、フランスの家庭料理が中心なので、ブフ・ブルギニヨンやタルト・タタン、カスレやコンフィなど、ソムリエ教本にもででてくる地方料理や食材が多いため、ワインの勉強をされたい方にもいいかも（って、ワインの話はあまり多く出てこないけど…。でも、ペアリングを考えるにはワインの知識だけでなく、お料理の知識が重要ですよね）。

たとえばジュリエンヌ（千切り）など、料理の専門用語も多少は出てきますが、個人的な感覚として「専門用語がサラッと混じってる度合い」はグランメゾン東京と同じくらいかな…。ただしこちらは主人公が一流料理人でなく、あくまで新米ギャルソンなので、その視点から優しく描かれており、きっとワインやフランスのビストロ料理をあまりご存じない方でも「へぇ。なんだか美味しそうだなぁ」という感じで楽しめるのではと思うし、ちょっぴり知識があったり、飲食店で働いた経験があったりすると、さらに面白いと思います。お料理だけじゃなくスタッフ同士のやりとりにも、わりと「小さな飲食店あるある」が散りばめられているので、わかる方はクスリと笑うはず。

一応「ミステリー」とありますが、物騒な話や悲しいお話ではなく、優しく心温まるお話ばかりです。おすすめ。これドラマ化して欲しいなぁ。

ちなみに、最後にCMで恐縮ですが、そんなソムリエ教本に載っているフランスの地方料理が可能な限り全て食べられて、みんなで楽しく飲んで食べてお腹いっぱいになりつつ勉強にもなる素晴らしい講座「実践マリアージュ フランス編」はこちら。4月スタートです！今から私も楽しみ??✨