テイスティングの際に大切な、香りのエチケット

最新のお知らせ

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豪華すぎるワインたち。忘れられない夜となるでしょう。
https://www.duvin.jp/event/2227

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早割で10%オフ、説明会参加で3000円引き、過去に不合格で20%オフ、などキャンペーン満載のお得な講座です。受験を検討されてない方、受験を経験された方の復習・更なるブラッシュアップでもぜひ。https://www.duvin.jp/course/2262

▼2024年度ソムリエ・ワインエキスパート資格対策【実戦】講座(全20回)
上記の短期集中入門講座が助走なら、こちらは本格的に全力疾走の講座です。短期集中入門講座とセットで割引、こちらも説明会参加で割引、再チャレンジで割引などあります。一緒に頑張りましょう!
https://www.duvin.jp/course/2211

▼2024年度 ソムリエ受験対策【サービス実技講座】(全8回)
ソムリエ受験の方は、日時が可能でしたら絶対に受講した方がいいと思います。論述対策も込みになっています。
https://www.duvin.jp/course/2263

いつもありがとうございます。今日も一日、皆様に素敵なことが沢山ありますように🙏✨

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※過去の記事を加筆修正しています。

「近くの席の受講生のニオイがキツくて辛いのですが…」

アカデミー・デュ・ヴァンで日々講座を担当させていただいる中で、そんなお声をいただくことがあります。「テイスティングの香りがわからなくて困る」「しかも言いづらい」と。

ワインスクールでの授業だけでなく、レストランやご自宅でのワイン会や試飲会など、ワインのテイスティングをされる場では共通することと思いますので、お互いに気持ちよく過ごすために共有します。

嗅覚の選択的疲労

「嗅覚の選択的疲労」という現象がありますよね。

人間の鼻は、特定の香りを一定期間以上嗅ぎ続けると、その香りについてだけ全く感じなくなるそうです。

たとえば、自宅や自分のペットのニオイはわからないけど、人様のおうちのニオイはわかる方が多いでしょう。

口臭や体臭、タバコのニオイなども同様に、どうしても自分は慣れてしまっているから、皆様悪気はないのですけれども、ご自身では気づきにくいのですよね。。。

特におタバコは、吸わない人からすると「今そこで吸ってきました」という状態はものすごく強いニオイに感じますので、どうか授業やワイン会の直前や途中には吸わないようにしていただいて、終わってから心置きなく吸ってくだると幸いです。

スメハラ

また、近年「スメハラ(スメル・ハラスメント)」という言葉が話題になり、特に柔軟剤が挙げられていましたね。

お洋服の柔軟剤だけでなく、いい香りのお化粧品やシャンプー、ハンドクリームやリップクリーム、整髪料なども含めて、やっぱりご自身がいつも身につけていらっしゃる香りは、麻痺してしまって感じにくいんですよね。。。

ワインのテイスティングをされる日は、「全て完全無香料のものでお願いします」とまでは申しませんが、なるべく香りの優しいものをご使用くださるといいですね。

ご自身のためにも優しいものがおすすめです

そういえば、たまたまかもしれませんが、体臭や口臭、ワキガや汗のニオイなどの、体質的または人間的にしょうがないニオイのクレームは、今まで受講生からあまり聞いたことがないです。きっと皆様、ワインスクールへは清潔にしてきてくださっているのだと思います。

ケミカルなもの・・・と一括りにしていいのかわかりませんが、特に人工的な香料やタバコは、普段その香りとご縁のない方々にはキツく感じられることが多々あるようで、圧倒的に「ニオイがキツくて辛い」というお声をいただくのはそちらです。

そして、こっそりニオイの件でお願いを申しますと、大抵ご本人は「周りへ香りがするなんて思いもしなかった、ごめんなさい」という感じで次回から気をつけてくださって、全く悪気もなくてとても良い人だったりします。そういうものですよね。

無意識にニオイの強いものを身に纏っているという状態は、嗅覚の選択的疲労により似た様な香りが感じられなくなるため、ご本人も特定の香りが取りづらくなって損をしてしまうこともあります。

ワインテイスティングの際は香りの強いものを避ける、というのは「周りの方々へのエチケット」というだけではなくて、ご自身のためにも、なるべく香りのしないもの、優しいものを心がけていただけるといいですね。

(もし継続的なワインテイスティングの場で、特定の人のニオイがキツくて辛い場合、優しくお伝えしたら快く次回から気をつけてくださる方が大半だと思います。直接言うのが気まずかったら、そっとこの記事を送ってあげてください。笑)

もしワインテイスティング時に香りが取れなくなったら

ちなみに、ワインの香りが取りづらい場合に、よく嗅ごうとばかりにずっと鼻をグラスに近づけたままで嗅ぎっぱなしにしていると、嗅覚の選択的疲労により、もっとわからなくなる可能性があります。

ですので、基本的に嗅ぐときは、1秒でも2秒でもいいですからどのワインも一律に同じ秒数で嗅ぎ、鼻を離すようにしましょう。

似たような香りのワインが続きよく分からなくなった場合は、手のにおいなど何か異なるものを嗅ぐか、いったん休むようにすると良いでしょう。

一定時間休憩をとって対象の香りから離れていると、嗅覚の疲労が取れて、またその香りを感じるようになります。

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みなさまがワインのテイスティングを、さらに楽しんで上達できますように(^^)

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お読みくださって、どうもありがとうございました。

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みなさまとお会いできますこと、心から楽しみにしています(^ ^)

富田葉子

富田葉子

J.S.A.認定ソムリエ/ワインエキスパート WSET® Level 3 Award in Wines シェリー原産地呼称統制委員会認定 2014年最優秀ベネンシアドール JCAAコミュニケーション能力検定1級 日本滑舌能力検定協会認定講師(滑舌能力検定1級) 日本朗読検定協会認定講師(准プロフェッサー) レストラン勤務時代にネッド・グッドウィン MWの元で働き、ワインの魅力の虜になる。ワインの勉強は生粋のアカデミー・デュ・ヴァンっ子で、アカデミー・デュ・ヴァンが大好き。 みんなが仲良くなれる優しい雰囲気、聞き取りやすい講義と分かりやすい資料が特に好評。試験講座受講生の合格率も高く、「暗記こそ心で伝える」をモットーに、どこまでも寄り添って全員を合格へ導く。 15年間シングルマザーの経験があり、近年まで自身が「家事育児を両立し勉強もしながら忙しく働く母ちゃん」であったことから、限られた時間でも楽しくしっかりと身につけていただくことに心血を注いでいる。受講生との交流を大切にし、クラス会も活発に開催。 近年は滑舌能力検定や朗読検定の講師資格も取得し、ただワインに詳しいだけの講師ではなく、伝え方のプロフェッショナルでもありたいと日々努力を続けている。

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