【2018年】ベネンシアドール最終公開実技試験

ベネンシアドールに今年合格された方々です。みなさま、おめでとうございます!!

今年の合格者12名のうち、4名は今年のシェリー受験とみたクラスを受講してくれた方で、去年受講してくれた1名を入れると、合計5名が受講生でした。その中から、「最優秀ベネンシアドール」を受賞したのも、今年の受講生の小栗絵里加ちゃん!!私も、とってもうれしいです。みんな本当に、よく頑張りましたね!!(*´ω`*)

惜しくも残念だった方へ。

本当に本当に、お疲れ様でした。まずは頑張ったご自身を褒めてあげてくださいね。来年こそ絶対、壇上にいきましょう!!

・・・もしかすると傷口に塩を塗るようなことかもしれないので、恐縮なのですが。

もともと1割前後しか合格できない難関の資格とはいえ、十分合格できる可能性はあるのに何度もなんども不合格になっていらっしゃる方も多数いらっしゃって、私も、そういう方々を見るとすごく悔しいんです。

あとちょっとの頑張りなのに・・・と。次こそ絶対に合格して欲しいので、ちょっと厳しい言い方になってしまうかもしれないけど、とみたが個人的に思うことを書きますね。

(最近、受験関係のクラスでは、「笑顔で厳しいこと言うから怖い」としばしば言われるんだけど、大丈夫かな・・・^^; 笑。でも、受かって欲しいので!!)

次こそ必ず合格するために。

私のワインの講座に、塾講師歴20年という素敵な方がいらっしゃいまして、その方と先日「そう!一緒ですね!!」と、こんな話で盛り上がりました。

●講師が「こうしてください」といった際に、何か理由をつけて実行しない人は伸びない。

ほんと、そうなんですよ。ワインのテイスティング等でもベネンシアドールの実技でも同じで、「頭で理解するよりも先に、とりあえず素直に言われた通りにやってみる」ということができる方は、成長が早いです。

なんて言いつつ、実は私も、まず頭で理解して自分の中で腑に落ちないとなかなか行動できないほうなので、とりあえず言われた通りに・・・というのがすぐにできなくてジレンマを抱える方の気持ちもよくわかるのですけれども。^^; 

講師が「こうしてください」といったときに、「そんなことして何の意味があるんですか」「それは自分には向いていないので」「他のなになに先生は別のことを言ってたから」などと斜に構えて実行しないのは、なまじ知識や経験がある方に多いです。

そういう方は、後から始めた「全く何もわからないんです」と言って講師のいうことを謙虚な姿勢で素直に実行し、愚直に練習を繰り返し、わからないことがあれば何でも質問し・・・という方に、どんどん追い越されていきます。

まるで、ウサギとカメみたいなんです。経験の多少にかかわらず、成長が早くて最終的に結果を出しやすいのは、謙虚で、素直で、常に前を向いて愚直な努力ができる方。

それから、ダメだったときに、たとえば「緊張で実技のときこぼしちゃったから・・・」「テイスティングでひとつ外してしまったから…」などと、原因を目につきやすい一つや二つだけの失敗のせいにする方も、伸びにくいです。

ダメだったなら、何か一つや二つがダメなのではなく「自分は全てにおいて勉強不足・練習不足・努力不足だったのだ」と非常に謙虚に受け止めて、改めてシェリーについてゼロから勉強するつもりで前向きに頑張ることが大事だと感じます。

実技の審査員は、その一回の演技が上手にできたかどうかだけを、見ているのではありません。普段は上手でも、実技試験の極度の緊張感の中では、手が震えて、頭が真っ白になって、うまくできない事がありますよね。審査員だってそれは十分にわかっているし、たとえばこぼしたとして、緊張でこぼしているだけなのか、そもそも練習不足で必然的にこぼれているのかは、一目見ればすぐにわかります。

もちろん、極度に緊張している状態でもきっちり上手に注いだ方と、残念ながらミスがあった方との点数の差はつけてあげないといけないと思うけど、「こぼした」というその一点の事実だけを見て、「壇上にいるあの人だってこぼしているのに、どうして自分じゃなくてあの人が合格なんだろう」などと思うのは、謙虚さが足りません。

審査員の目には、短時間の演技を通して、その方の普段の接客姿勢やシェリーに対する気持ち、いままでどれだけ一生懸命本気で時間を割いて練習して来たか等もしっかりと映っています。その場の表面的なことだけじゃなくて、そこも透けて見られていると思ったほうがいいでしょう。

合格される方、さらに最優秀を受賞される方は、血の滲むような努力をしています。

たとえば、今年最優秀だった、えりかちゃん。もし最優秀を取りたいなら、もう本番直前は、100回注いで100回とも一滴もこぼさないレベルになっていないとね・・・と私は冗談っぽく言いました。それを、そのまま冗談だと捉えて、笑って終わる方もいらっしゃいます。彼女は、素直にそれを受け止めて、実際に100回連続でこぼさずに注げるまで、こぼしたら一からやり直しで、自身のお店の閉店後に締め作業諸々を終えてから、きっとお疲れでしょうに、「100本ノックを達成するまで帰れません」って言って、毎日頑張っていました。

先輩に「できるまで1000回でも10000回でも練習しなさい」なんて言われたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。本当に言われた通りに、素直に愚直に10000回の練習を毎日やれる方が、狭き門を通過できる方なんだと思います。

えりかちゃんと同じく、今年初挑戦で合格された、静岡の美咲ちゃん。正直、春の講座スタートの時点では、とても合格できるレベルではありませんでした(美咲ちゃんごめん)。でも、「どうしても受かりたいんです!!辛口でアドバイスお願いします!!」と言って、直前まで動画を送ってくれて、きっとものすごく沢山練習されたのでしょう、ハイスピードでぐんぐんと成長し合格されました。

私は受講生全員へ「毎日動画送ってくれていいよ!!できる範囲でアドバイスするから!!」と申しておりますが、実際に送ってくれる人は少ないです。もしかすると私が忙しそうにしているから、遠慮してくださっているのかもしれません。でもそんな遠慮は合格のためには不要ですよ。毎日送ってと言われたら本当に毎日送るくらいの、素直さや愚直さが大事です。さすがに迷惑だと私が感じたり無理そうなときは、申し訳ないけどそのように言わせていただきますから、安心してください。

受講生の皆様に、もっと素直に頼ってもらえるように、私も精進します。

ちなみに美咲ちゃんは、試験前にえりかちゃんと、「お互いに合格して壇上でオレ!!って言いたいね」と話されていて。よかったら、もう一度動画を見てください。えりかちゃんの一投目が終わった後、壇上から誰よりも大きな声で「オレ!!」って言っている美咲ちゃんの姿に、ほのぼのとしました。仲間想いで、本当に素敵ですね。

かっつも、あやこさんも、阿部さんも、努力が実って本当に良かったなぁ。。今年残念だった方も、来年新たにチャレンジされる方も、心から応援していますね。

現状この試験は採点結果がご自身でわからないシステムなのでしょうがないのですけど、「座学はできたけど、実技で緊張しちゃってダメだったんだよね」などと仰る方に限って、実際は座学もできていない場合もあると思います。

華やかな実技や楽しいテイスティングのほうに、どうしてもスポットライトが当たりがちですが、その前にまず座学も重要ですので、自信を持って満点が取れるようにたくさん勉強してくださいね。私も一緒に勉強を続けます。

繰り返しますが、経験の多少にかかわらず、成長が早くて最終的に結果を出しやすいのは、「謙虚で、素直で、常に前を向いて愚直な努力ができる人」だと皆様を見ていて感じます。特に、ちょっとできるようになってくると忘れがちだから、気をつけて。私も皆様のひたむきに努力する姿勢を見習おうと思います。

来年は、皆様の努力がさらに多く実りますように。もっとお役に立てるよう、私も精進します。(^ ^)

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お読みくださって、どうもありがとうございました。

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みなさまとお会いできますこと、心から楽しみにしています(^ ^)

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