【ご質問】品種コメントを暗記して、品種ありきでコメントを書くのって、あり?なし?|ソムリエ・ワインエキスパート試験

最新のお知らせ

▼12月1日 コミュニケーション能力認定2級講座
https://tomiwine.com/info-143
1日で資格が取れます!

▼2025年1月開始 WSET Level 2
https://www.duvin.jp/course/2507
1月11日スタート、土曜2コマずつ進む集中クラスです♪

▼WSET無料説明会
https://www.duvin.jp/trial/1748
随時開催中です

▼Wine Lover ブルゴーニュ編
https://www.duvin.jp/event/2233
1月12日(日)スタート、日曜の夕方のクラスです♪

▼1月開講 ソムリエ・ワインエキスパート受験対策「短期集中」講座
https://tomiwine.com/info-33
日曜隔週渋谷、月曜19時新宿、水曜19時渋谷のクラスです♪

▼2月末〜3月開講 ソムリエ・ワインエキスパート受験「実戦」講座
https://tomiwine.com/info-36
オンラインが先にUPされました(追って対面クラスも公開されます)

▼ソムリエ・ワインエキスパート無料受験説明会
https://www.duvin.jp/trial/2216
対面もオンラインも随時開催中です

____________________

※過去の記事を加筆修正して再アップしています。

結論

「この品種って大体こういう感じ」というのが頭に入っていること自体は必要だと思いますけれど、「この品種だからこう書かなきゃ」は危ないので、気をつけてくださいね。

同じ品種でも造り方によって軽くも重くもなりますし、下手に品種を決めてその方向のコメントすると、品種が違っていた時のリスクが大きいので、私はあまりおすすめしません。

正直な話

私ども試験対策の講師は、ブラインドでも、試験対策で出てくるワインであれば、

「試験に出る可能性の高い範囲で、この感じなら、きっとあれか、もしくはあのあたりかな」

などと、実際はおおよその結論部分が先に浮かんでいる状態でコメントを作っていることも多いかもしれません。浮かんでしまうのです。そして大体合っています。すごいわけでも何でもなくて、これをずっと仕事として毎年おこなってきているから、というだけです。

(試験対策に限らず全品種の全世界の全価格帯のワインからの全くのブラインドで、ということでしたらとてもハードルが高いです。そんなに当たりません)

そんなふうに、試験対策においていつも思い浮かべる品種産地が大体合っているならば、品種ありきでコメントを書いても大きく外れることは少ないでしょう。

同じレベルで、最近学習を始めたばかりの受験生が、品種産地を当てられるでしょうか?

もちろん人によると思いますが、私は、それはちょっと怪しいなと思っています。

人間の先入観感って、大きいですし、甘く見るとこわいです。

ひとたび「あの品種だ!」と思い込んだら、脳がその品種の特徴しか考えられなくなってしまって、あるものがないように感じ、ないものがあるように感じたりします。

そうして、時として大はずしをするリスクがあるので、

かなり高い精度で品種産地を当てられる状態ではないのであれば、品種ありきでコメントを書くのはただのギャンブルになってしまうと感じます。

特に優秀な人ほど、学習能力が高いからこそ変なバイアスがかかりやすい場合もあるので、注意が必要かもしれません。

▼参考「成績優秀な方こそテイスティングで気をつけた方が良いかもしれないこと」
https://tomiwine.com/jsatt-29

努力してきた方なら感じたままのほうが安心

たとえば私も、ごく初心者向けの講座では、こんな感じのやりとりをすることがあります。

「ピノ・ノワールは、ラズベリーなどの赤系ベリーの香りがします。カベルネ・ソーヴィニヨンは、カシスなどの黒系ベリーの香りがします。さぁ問題です!この赤ワインは、どちらでしょう?」

「うーん・・・ラズベリーっぽいから、もしかしてピノ・ノワールかな・・・?」

「正解!さすがですねー!!」

なんて。

ラズベリーなら、ピノ・ノワール。
カシスなら、カベルネ・ソーヴィニヨン。

選択肢を狭めて単純化して、当てられたという成功体験!

最初はそれでよいのですよね。
そう、初心者は「この香りならこの品種」でよいでしょう。

一方で、ソムリエ・ワインエキスパートの有資格者になろうとする皆様は、そろそろ初心者ではないので、何となくの色合いとか、たった1つや2つの香りとかで、品種を決めようとするレベルよりも、もっと上にいって欲しいのです。

しっかりと練習をして、ある程度のテイスティング力が身についている方ならば、もし品種はイマイチ定まらなかったとしても、外観・香り・味わいを素直にとれば「コメントはおおよそ合っている」という状態が生まれやすいと思います。

ですので、正しい努力をしてきた方なら、感じたままを書いた方が総合的に得点しやすいと私は考えています。

いろんなお考えがあると思いますが、私は、ということで(^^)

____________________

<ソムリエ・ワインエキスパート関係のおすすめ>

▼1月開講 ソムリエ・ワインエキスパート受験対策「短期集中」講座
https://tomiwine.com/info-33
日曜隔週渋谷、月曜19時新宿、水曜19時渋谷のクラスです♪

▼ソムリエ・ワインエキスパート受験「実戦」講座
2月末〜3月開講まずオンラインがUPされました(追って対面のクラスも追加されます)
https://tomiwine.com/info-36

▼ソムリエ・ワインエキスパート受験説明会
https://www.duvin.jp/trial/2216
随時開催中です

____________________

お読みくださって、どうもありがとうございました。

▼公式LINEとみライン
友達追加してあげてもいいよという方はぜひ。ワイン会や講座のお知らせを配信しています。
https://lin.ee/v6033DR

▼メーリングリスト「富組」のご案内
「富組」という形で、メールでも不定期でワイン会やセミナーのお知らせを配信しています。LINEより文字数多めです。受け取ってあげてもいいよ、というかたはぜひ。
https://tomiwine.com/info-2

▼これから始まる&募集中の講座やワイン会
一緒にワインを楽しみましょう♪
https://tomiwine.com/seminar

みなさまとお会いできますこと、心から楽しみにしています(^^)

富田葉子

富田葉子

フリーランスで、ワインやコミュニケーション、朗読などの講師業をしています。さらに素敵な人生のお手伝いができると嬉しいです♪

こちらもご興味があるかも

最近の記事

TOP