【ご質問】その他のお酒小瓶セット、数回に分けて試したい。ISOのワイングラスよりもずっと小ぶりのグラスでもいい?|ソムリエ・ワインエキスパート試験

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【ご質問】その他のお酒小瓶セット、数回に分けて試したい。ISOのワイングラスよりもずっと小ぶりのグラスでもいい?

結論、はい。小さなグラスでも良いですけど、ただし、グラスの形状が異なると香りや味わいの感じ方も異なるため、全てのお酒で一度は試験本番同様のISO規格のワイングラス(※以降ISOグラス)で試すことをお薦めします。

グラスによる感じ方の違いの基本

軽やかなワインは小さめ、どっしりしたワインは大きめのほうが美味しいと感じる方が多い、というような原則的なものはありますよね。

あと、薄い方が、そのお酒の香りや味わいをダイレクトに感じられると思います。

そのお酒にどんなグラスが適しているかは、好みや、求めているもの次第という部分もあるでしょう。

余談ですがグラスといえば、天国にいらっしゃるイタリアワインの巨匠の内藤和雄先生が以前「オークシャルドネグラスとネッビオーロは相性が良い」と仰り、実際にヴィーノ・デッラ・パーチェにお邪魔した時、ネッビオーロで様々なグラスの違いを試させてくださいました。たしかに仰る通りでした!ブルゴーニュPN系のグラスで飲むよりも、複雑さや良い甘味が感じられて断然美味しかったです。もちろん単にネッビオーロと言っても広く、スタイルにもよると思いますが、いろいろ試してみないとわからないものだなぁと勉強になったのを覚えています。アカデミー・デュ・ヴァンのStep1という基礎講座でも、グラスといえばのリーデルさんをお招きしてのグラスの違いを検証する回が毎年ありまして、いつも多くの方が目から鱗と仰り、とても人気です。大事ですよね、グラスって。

その他のお酒セットとISOグラスの相性

正直、その他のお酒の小瓶セットに入っているお酒たちが、ワインのISOグラスでおいしく楽しめるかというと、そうでは無い場合も多いと思います。

特に、アルコール度数の高いお酒や香りの強いお酒をストレートで飲む場合、繊細なワインをテイスティングする用のISOグラスは香りが集まり過ぎてしまうため「うわ、キツい」と思われる方も多いでしょう。

その飲み方で、ソムリエ・ワインエキスパート試験のためだけに、好きでもない蒸留酒・リキュール・酒精強化ワインなどを武者修行のように飲み、お苦手になってしまう方もいらっしゃるようです。

それらのお酒たちを嫌いにならないであげてほしいな、というのが私の個人的な願いです。

まさにスティルワインと同じように、より多くの方が美味しいと思われるような適したグラス、適した温度、適した飲み方が、どんなお酒にもあるんじゃないかと思います。

そして試験練習に適したカジュアル品と、お好きな方が楽しむ高級品では、全く異なる魅力があったりもしますよね。

もし、最適なグラス、最適な温度、最適な飲み方で、とびきり素晴らしい銘柄を飲まれたら、どのお酒もきっと美味しいと思います。だって繊細なワインの香りや味わいの違いを楽しめる方々なんですから。きっとです。

ちなみにもし嫌いになりそうになったら、息抜きに漫画を読まれるのはいかがでしょうか。バーテンダーとか。

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練習段階では

そうですよね。小瓶から全部グラスに入れたら、全て飲み干せるものでも無いと思いますので、捨てるのも勿体無いし、小瓶に戻す?どうする?って思いますよね。何度も練習したいですもんね。

小さなグラスにちょこっと出す、でも味はわかるので良いと思いますよ。

もし私だったら、試験本番までは「小瓶のまま色を見て、香りを嗅いで、色と香りだけではわかりにくいものは少量を出して舐める」程度で少しずつインプットします。

多少香りが飛ぶかもしれませんが、もし一旦ワイングラスに全部出したものを、色を見て香りを嗅いでもう一度小瓶に戻しても、そこまで差し支えはなさそうに思います。

大事なのはご自身が覚えることです。どんどん隙間時間に小瓶の蓋を開けて、香りをスンスンしてください。

試験本番が近づいたら

こちらも、もし私だったら、ですが、、、

試験後まで取っておいてもしょうがないので、濃い琥珀色のリキュールなど似ている系統同士を、ISOグラスに入れて並べて比較し、色の見え方、香りの感じ方、味わいを最終確認します。

で、終わったらもったいないので小瓶に戻して、不安なものだけ試験直前でも確かめられるようにポケットに入れていきます!

まとめというか余談

特に試験後、大量にその他のお酒の小瓶が余る方もいらっしゃると思うので、そんな方向けの余談です。

強めのお酒は、気軽に楽しむなら、茶わん酒やコップ酒もいいです。

一般にグラスが繊細で薄い方が、そのお酒の香りや味わいをダイレクトに感じられますので、偉大なお酒は薄い方が良いでしょう。

逆に分厚いと、諸々が緩和されがちです。そこを活かして、例えばアルコール度数の高さや個性的な香りの強さが目立つお酒は、厚手で、あまり口径がすぼまっていない、開き気味の形状だと、飲みやすくなることがあります。

シェリーやピスコやメスカルなどは私、茶わん酒も好きです。お茶の器、日本酒のお猪口などでも楽しいです。割って薄めて飲む以外にも楽しめるかもしれない方法の一つとして、もしよろしければお試しください(^^)

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富田葉子

富田葉子

J.S.A.認定ソムリエ/ワインエキスパート WSET® Level 3 Award in Wines シェリー原産地呼称統制委員会認定 2014年最優秀ベネンシアドール JCAAコミュニケーション能力検定1級 日本滑舌能力検定協会認定講師(滑舌能力検定1級) 日本朗読検定協会認定講師(准プロフェッサー) レストラン勤務時代にネッド・グッドウィン MWの元で働き、ワインの魅力の虜になる。ワインの勉強は生粋のアカデミー・デュ・ヴァンっ子で、アカデミー・デュ・ヴァンが大好き。 みんなが仲良くなれる優しい雰囲気、聞き取りやすい講義と分かりやすい資料が特に好評。試験講座受講生の合格率も高く、「暗記こそ心で伝える」をモットーに、どこまでも寄り添って全員を合格へ導く。 15年間シングルマザーの経験があり、近年まで自身が「家事育児を両立し勉強もしながら忙しく働く母ちゃん」であったことから、限られた時間でも楽しくしっかりと身につけていただくことに心血を注いでいる。受講生との交流を大切にし、クラス会も活発に開催。 近年は滑舌能力検定や朗読検定の講師資格も取得し、ただワインに詳しいだけの講師ではなく、伝え方のプロフェッショナルでもありたいと日々努力を続けている。

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