【ご質問】過去模範解答は、どこまでアテにしていい?|ソムリエ・ワインエキスパート試験

最新のお知らせ

▼5月4日の集中セミナーの録画配信 販売開始
https://www.duvin.jp/course/2618
ご希望をいただき、試聴期間延長して録画のみの販売が開始されました。長時間でも聞き疲れないよう、息の量と音圧を一定にしつつ、緩急や強調表現を使うことを心がけて話しましたので、倍速流し聞にも向いていると思います!
ぜひご活用くださいませ(^^)

▼朗読検定対策講座
https://tomiwine.com/roudokukentei
気軽に楽しく、発声・滑舌・抑揚などのトレーニングをしてみませんか?3級講座が5月17日開始、4級講座が7月20日開始です

6/7(土)レコール・デュ・ヴァン初夏の遠足「山梨ワイナリー巡り」
お申込期日が早まるかもしれません。お早めにぜひ!
https://www.duvin.jp/course/2612

▼コミュニケーション能力認定講座
https://tomiwine.com/info-143
2級講座は7月、準1級講座は10月、1級講座は11月、いずれも日曜日です。コミュニケーションは「知識を知っている」よりも、「できる、実践している」がとても大切だと私自身も痛感しており、そのための講座です。仕事でもプライベートでもお役に立ちます!お気軽にぜひ(^^)

▼数量限定!ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策「その他の酒・50種類小瓶セット」
https://www.duvin.jp/course/2604
すみません満席で買えなくなってるというお声をいただき、上限個数を追加してもらいました。今買えるようになってますのでよろしければぜひ!今年はアイテムセレクトも全て「とみた流」にこだわらせていただき、もちろん動画も撮り直し、自信作です!!

____________________

※過去の記事を加筆修正して再アップしています。

結論、過去のソムリエ協会公式の模範解答は大いに参考にはなります。

ただ、盲信しすぎない方が良いと思っております。

品種ごとのコメントパターンなども書いておいて恐縮ですが、「今までこの品種・この産地にはこの言葉が選ばれているから…」というのは、あくまで参考程度にして、目の前のワインと素直に向き合うようにしましょう。

年々ワインの流行りの言葉やスタイルも変わってきていて、同じ品種・産地でも安易に傾向をひとまとめにはしづらくなっているからです。

ちなみにスタイルの変遷について、思い出話ですが・・・

今のコメント形式が始まった2011年ごろ…私はグローバルダイニングにて、ネッド・グッドウィンMWの下で働いていました。

ネッドさんがトータルワインディレクターで、私はネッドさん直轄店の「シェフソムリエ」という身に余るポジションをいただいて、毎日必死でございました。

よく覚えています。

ネッドさんが嬉しそうに次々とケースで仕入れてくださるオーストラリアのスタイリッシュなワインたちは、今思えばとても幸せなのですけど、当時は正直、私のソムリエとしての力量がなさすぎるために売るのにちょっぴり苦労しました。

だって、記念日とかにいらっしゃる方が多いんですもの。わかりやすいベタなフランスやカリフォルニアの有名ワインの方が、簡単にウケやすかったんですもの(←勉強不足の言い訳)。

売れるか売れないかは、本当に売り手次第だなぁって思います。ちゃんと説明ができたり、自分自身がお客様に信頼されて「あなたの勧めるものならなんでも飲んでみるよ」と言っていただける状態であれば、あらゆる面白いものを飲んでいただけるので、お互いにとってハッピーですよね。

ワインの説明のできるスタッフがいない日でも、超無難に美味しい銘柄として、ダックホーンやレイミーなどを置いておいたら、「なんでこんなにカリフォルニアの発注が多いんだ!」ってネッドさんに怒られたりして(今はどうわからないですけど当時ネッドさんはあまりカリフォルニアお好きじゃなかったと思います。笑)。

本当に贅沢すぎる環境で、とてもいい経験をさせていただいたのですが、諸々が今より更に未熟で申し訳なかったなと思います。。。

そのころは、言い方が悪いかもしれませんが、ワインエキスパートなどの資格を持っている方ほど、「カリフォルニアやオーストラリアのワインなんて、樽香や果実味が強すぎて飲めないよ〜」なんて仰る方が多かったような気がします(そうじゃない方ももちろんいらっしゃいましたけども)。

まさにワインスクールの受験対策講座等で「典型的」と教えられているニューワールドのワインのスタイルが、今よりもっとパワフルだったと思います。

当時のネッドさんの選ぶワインは、例えばオーストラリアのシラーでも、バロッサはほとんどなくて(ロックフォードのバスケットプレスくらいだったと思います)、ヴィクトリアの個性的な生産者のものが多かったです。「ネッドさんは本当に酸がお好きだな…」とこっそり思ってしまったくらい、とにかく全体的に酸が豊かでエレガントなものが多かったのですよ。

だから、オーストラリアって言ってもパワフル&大量生産型のワインばかりじゃないんだけどな、うーん人間の先入観は大きいけどどうやったら飲んでくれるかな、と当時よく思いました。

よく考えたら、もう、それは10年以上前になるんですね。その頃の「アメリカ・オーストラリアのシャルドネ」の典型的なコメントと今では異なると思うし、他の品種もそうでしょう。

というわけで、過去の試験の模範解答の統計を取っても、特に栽培・醸造技術の進化によりスタイルの選択肢の多い近年は、そこまで大きな意味を持たないような気もします。

「過去こんな解答が選ばれたことがあったんだ」ということも参考にはなるけれど、あくまでご参考程度に、盲信はせずに、ということで。

飲み手の私たちにとっては、ワインの選択肢が広がって、ますます楽しい時代ですね♪

____________________

お読みくださって、どうもありがとうございました。

▼公式LINEとみライン
友達追加してあげてもいいよという方はぜひ。ワイン会や講座のお知らせを配信しています。
https://lin.ee/v6033DR

▼メーリングリスト「富組」のご案内
「富組」という形で、メールでも不定期でワイン会やセミナーのお知らせを配信しています。LINEより文字数多めです。受け取ってあげてもいいよ、というかたはぜひ。
https://tomiwine.com/info-2

▼これから始まる&募集中の講座やワイン会
一緒にワインを楽しみましょう♪
https://tomiwine.com/seminar

みなさまとお会いできますこと、心から楽しみにしています(^^)

____________________

<ソムリエ・ワインエキスパート関係のおすすめ>

▼5/4の集中セミナーの録画配信の販売開始
https://www.duvin.jp/course/2618
ご希望をいただき、試聴期間延長して録画のみの販売が開始されました。長時間でも聞き疲れないよう、息の量と音圧を一定にしつつ、緩急や強調表現を使うことを心がけて話しましたので、倍速流し聞にも向いていると思います!ぜひご活用くださいませ(^^)

▼数量限定!ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策「その他の酒・50種類小瓶セット」
https://www.duvin.jp/course/2604
一次試験の座学でも、二次試験のテイスティングでも暗記が必要な、蒸留酒・リキュール・酒精強化ワインなどの50種小瓶セットです!「百聞は一見にしかず」で、実際に見て香って、とみたの解説を聞きながら味わうと覚えます(^^)ハードリカーは、早めに買っても二次試験まで十分もちますし、毎年大好評&二次試験対策時期には売り切れますので、よかったら今のうちにご予約がおすすめです!

富田葉子

富田葉子

フリーランスで、ワインやコミュニケーション、朗読などの講師業をしています。さらに素敵な人生のお手伝いができると嬉しいです♪

こちらもご興味があるかも

最近の記事

TOP