とみたはアトピーです。
小さい頃〜思春期までは特にひどかったです。
季節の変わり目やハウスダストなどに弱いのはもちろん、新しいセーターを着ただけで全身に発疹が出ることもしばしばあり、掻いちゃうから全身の発疹からベトベトと体液が出てかさぶたになったりして、醜くて、自分の肌が本当に嫌でした。混雑している有名な皮膚科に頻繁にお世話になったり、高価な漢方なども試したりして、時間やお金もかかり、同年代の女の子は洋服や化粧品などにお金を使っておしゃれを楽しんでいるのになぜ自分は「まず普通の人の肌になること」に沢山の浪費をしなければいけないんだろう…と悲しくなっていました。
大人になってもなかなか治らなかったのですけど、ある時たまたまモコモコさんという方の手作り化粧品に関するブログに出会って、もともと何かを自分で作ることは好きなので面白そうだと思い、自分でもスキンケア用品やメイクアップに使う諸々のものを手作りし始めました。
(※そのモコモコさんのブログを今探してみたのですが見当たりませんでした…もうなくなってしまったのかな…)
そんなこんなでもう十年以上、メイク落とし・化粧水・保湿クリーム・日焼け止め・リップクリーム・ファンデーション・チーク・アイシャドウ・アイブロウ・口紅など、自分が使うほとんどの化粧品関係を手作りしています。
元々がひどいので、今も肌が綺麗とはとても言えないけど、一応「普通の人レベル」には近づいてきたんじゃないかなと思います。
おかげさまで昔よりは肌が荒れづらくなってきたので、今はそこまで厳密に「手作りでなきゃ!」ともこだわっていなくて、やはり市販品のほうが入れ物の可愛さや携帯の利便性、ここぞと言う時のカバー力などに関してはとても優秀なので、外出時のちょこっとのメイク直し用には市販品を少し持ち歩いていたりもします。もしくは、市販品を使い終わった後の可愛いケースを洗って、手作りのものを入れて再利用とか。笑
長期的な意味で自分のアトピー改善に良かったのは、肌に良さそうな様々なケア用品よりも漢方よりも何よりもこれでした。
「肌につけるもの、口に入れるもの、全ての原料をできる限りきちんと把握し、できる限り肌や健康に悪い成分を避ける」
化粧品とともに食事も大事。私たちの体は口に入れるものからできているし、基本的に皮膚は胃や腸のような吸収器官じゃなくて皮脂や汗を分泌する排泄器官だから、表面から一生懸命に良さそうなものを塗ったり摂取したりする「足し算」よりも、その前に中から表面へ出る悪いものをそもそも入れないようにする「引き算」の方が、おそらく優先順位として先なんじゃないでしょうか。
もちろん現代の特に東京の生活において「体に良くないもの」を全て避けるのは無理ですけど、化粧品も食事も自分で作れば原料は把握できるし、その全てを自分で選べるので、おうちでは自分と家族の健康のためになるべく手作りしたり、安くても原料や成分が良くなさそうなものは買わないようにしたりしています。
(逆にそのせいで外食あまりしないのにエンゲル係数高めになってしまって夫におこられてますが…(;´∀`)ちなみに外食するときは、細かい原料を気にしていたらキリがないし楽しめないので、気にしません)
話を戻しまして、そもそも今回どうしてこの話を書いたかと申しますと、今週のJSA受験クラスがワイン概論の「醸造」で、清澄剤のベントナイトが出てくるから。
ベントナイトってあまり馴染みがないと思うんですけど、アトピーがひどくて化粧品を手作りしている私はメイク落としによく使っていますよ、ちゃんと汚れを吸着してくれて良いのですよう…ということを余談で申しましたら、どこで買えるのかと素敵女子の方々にご質問いただきましたので、ご参考までに。
もしかしたら今はもっと選択肢が色々あるかもしれませんが、私が昔からよく手作り化粧品の材料を購入しているサイトは、以下です。(回し者じゃないですよ。笑)
オレンジフラワー
http://www.orangeflower.jp/
マンディムーン
https://www.rakuten.ne.jp/gold/mmoon/
薬局グローバ
https://www.eco-globa.com/
原料だけならネットで非常に安く買えるから、経済的にもとても助かるんですよね。たとえばヒアルロン酸やビタミンC誘導体入りの化粧水とかも、原液を買って水で薄めれば、数百円ですんごいたっぷりできます。
(美容関係の方、もし営業妨害になったらごめんなさい…)
ちなみに超ものぐさで大雑把な私は、もはや化粧水を作ってボトルに入れて保存することすらせず、洗顔後に手のひらへ原液を一滴落として、手のひらにお水を入れて、手のひらの上で混ぜて顔につけてる。化粧水を塗ることすらたまにだけど。笑
クリーム系にしてもパウダー系にしても自分好みに調合したり乳化させたり固めたりブレンドしたりするのは、錬金術師みたいで結構楽しいんですよね…!
もし肌に悩んでる方で、一生懸命「肌に良さそうなもの」を買って使用しているのだけどイマイチ調子が良くならない方がいらしたら、手作りは意外と簡単で何より経済的なのでおすすめですよ、ということで。
ちなみに、近年健康な女子に流行ってしまったおかげで処方量が制限され、私のような本当にアトピーで困っている者まで新規の皮膚科へ行くと「美容目的で処方して欲しいんでしょ」みたいな白い目で見られることがあるのがちょっと悲しいのでけど、昔から皮膚科でいただける保湿剤のヒルドイドは使い勝手が良いですよね。ここまで手作り化粧品をオススメしましたけど、肌の弱い方は、もしステロイド使わなくて平気な落ち着いている状態であれば、普段のスキンケアはヒルドイドだけでいい気がします。私も手放せません。
何はともあれ、みんなが健やかに過ごせますように(*´ω`*)