「倍速で聴いてます」は褒め言葉だと思う。

最新のお知らせ

▼5月4日の集中セミナーの録画配信 販売開始
https://www.duvin.jp/course/2618
ご希望をいただき、試聴期間延長して録画のみの販売が開始されました。長時間でも聞き疲れないよう、息の量と音圧を一定にしつつ、緩急や強調表現を使うことを心がけて話しましたので、倍速流し聞にも向いていると思います!
ぜひご活用くださいませ(^^)

▼朗読検定対策講座
https://tomiwine.com/roudokukentei
気軽に楽しく、発声・滑舌・抑揚などのトレーニングをしてみませんか?3級講座が5月17日開始、4級講座が7月20日開始です

6/7(土)レコール・デュ・ヴァン初夏の遠足「山梨ワイナリー巡り」
お申込期日が早まるかもしれません。お早めにぜひ!
https://www.duvin.jp/course/2612

▼コミュニケーション能力認定講座
https://tomiwine.com/info-143
2級講座は7月、準1級講座は10月、1級講座は11月、いずれも日曜日です。コミュニケーションは「知識を知っている」よりも、「できる、実践している」がとても大切だと私自身も痛感しており、そのための講座です。仕事でもプライベートでもお役に立ちます!お気軽にぜひ(^^)

▼数量限定!ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策「その他の酒・50種類小瓶セット」
https://www.duvin.jp/course/2604
すみません満席で買えなくなってるというお声をいただき、上限個数を追加してもらいました。今買えるようになってますのでよろしければぜひ!今年はアイテムセレクトも全て「とみた流」にこだわらせていただき、もちろん動画も撮り直し、自信作です!!

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「実は先生の講義、倍速で聴いてます」

とある方が今日、こうおっしゃったんです。

個人的にこれは嬉しかったので、個人的に思うことを書きます。

私の話し方が倍速で聞かないと耐えられないくらいスローでまどろこしかったという可能性もあるのだけど、なぜ嬉しかったかと申しますと。

今、オンライン化が進んでお顔や反応の見えない方々へ授業をする機会が増えてきたことで、改めて日本語の話し方や伝え方をちゃんとしないとと実感し、NHKアクセント辞典など活用しながら滑舌能力検定や朗読検定を、最下級から1級取得までを目指してコツコツ受けています。そのきっかけのひとつが、まさに「倍速再生」だったからです。

私は普段PCで資料作りや授業準備をしながら、よく、AmazonのAudibleやYoutube等で勉強になりそうな本や動画を1.5〜2倍速で聴いています。

Audibleは声のプロの声優やナレーターの方が読み上げてくれるし、Youtubeも人気YouTuberのかたは喋りのプロまたはセミプロ級の方が多いので、速いスピードで再生しても大凡の内容を理解しながら聞き取ることができます。

しかし同じように作業中に、自分の講義や、(ワインに限らず)いろんな他の先生方のセミナーも1.5〜2倍速で聴いてみて、ハッとしました。

もともとの話し手の滑舌や抑揚がしっかりしていないと、速いスピードにしたら音が潰れてしまうので、しばしば何を言っているかわからず、うまく聞き取れないのですよね。。。

ああ、声のプロの方々ってすごいんだなぁ、どのスピードでもしっかり聞き取れるなぁ、と改めて感じつつ。

例えが違うかもしれませんが、ちょっぴりワインでも関係のある「果汁濃縮」を連想しました。濃縮したら、物足りない果汁が必ずしも濃くて良くなるかというとそうとも限らず、結局もともとの果汁が熟していないと、糖分だけでなく青さやえぐみまで一緒に濃縮されてしまってイマイチなことがある、という話を。

一般の講義の場合、濃縮(速いスピードで再生)すると全体が詰まるので、たとえば不要な「えー」「あー」等が多い場合や、不要に語尾が伸びる、不要に語尾が上がる、不要な間がある、などに関しては目立ちにくくなり、聞きやすくなる面もあると感じました。一方で、発音が明瞭でない部分やアクセントの相違なども一緒に濃縮されてしまうため、その場合は要所要所で正確に言葉が聞きとれず、内容を理解しにくくなってしまうことも多いなぁと思いまして。

やっぱり、素のブドウ自体を良くしないといけませんね。そして、あまり余計なクセがあると聞き手が内容に集中しづらいので、聴いてくださる方々のために、直すべきですね。痛感しました。

これからの時代はセミナーの受講の仕方も多様になって、オンラインや録音で聴くという方々もますます増えていくのでは、と思います。時短で聞きたいから速いスピードで再生するということも、すでに多くの方が行なっているでしょう。ワインの講師は声のプロではないので、そのあたりは専門の方々には到底及ばないのだけど、できるかぎり多くの方にきちんと伝わる話し方がしたいな、その中でもちろん速いスピードでの再生にも対応できる話し方をしていきたいな、と思っております。

そう思って努力している最中でしたので、むしろ倍速で聴いていただけて違和感がないのであれば、これはとても嬉しくて。

貴重な一歩というか、もっとがんばろう、と思いました。まだまだ全然できていない事は自分が良くわかっているので、精進していきます。本当に奥が深いですよね、伝え方って。

ちなみに今、飲食店など接客業の皆さまもマスクをしながらのお仕事ですよね。いつもより少し、話す方は話しづらい、聞く方も聞こえづらい、そんなこともあるのではないかと思います。ただでさえ、特に高級レストランの料理名やワイン名は一般の方からすると耳慣れなくて呪文に聞こえやすいと思いますし…。これは話し手の根本的な発声や滑舌、抑揚などがちょっぴり向上すると、かなりお互いが楽になると思うんです。ワインの知識だけでなく、そこらへんも頑張っていらっしゃる方々の少しでもお力になれたらいいなと思うので、いずれ滑舌検定や朗読検定の講師資格も目指そうと思っています(家では夫に「一体どこへ向かってるんだ」と笑われていますけども。笑)。

こんなご時世でも自分が健康に生きていて、形式は多少変わるところがあっても変わらずワインのお仕事ができているので、改めて幸せだなぁと感謝しつつ。まだまだ大変な時期が続いていますが、みんなで一つひとつ、できることを大切にしていきましょう。

 

2023/03/14追記:
映画を早送りで見る人たち」という本もありましたね。面白かったです。

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お読みくださって、どうもありがとうございました。

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みなさまとお会いできますこと、心から楽しみにしています(^^)

富田葉子

富田葉子

フリーランスで、ワインやコミュニケーション、朗読などの講師業をしています。さらに素敵な人生のお手伝いができると嬉しいです♪

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