結論、昔からどちらの方法もあるので、好みでどちらが先でもいいと思いますよー。
「白は最初、冷えていてわかりにくい。赤から始めて、その後に白の方が温度がちょうど良くなっていてわかりやすい」と言う方もいらっしゃれば、
「赤は渋味や樽など濃くて要素が多いので、先に赤の後に繊細な白が出た場合に特徴がわかりにくい。王道で軽い方から、白からの方がいい」と言う方もいらっしゃいます。
もし白を先に行なって、冷えていてイマイチわからないのであれば、手でグラスを温めれば急速に温度が上がりますし、「とりあえず仮に」おおよそのコメントを作っておいて赤までやってから、戻って再確認・修正すればよいでしょう。
本番で、やりやすい方法や順番は人によると思うけど、私は、
「開始早々まずは、スティルワインは全部一口ずつ飲んでみる」
というのが、おすすめです。(その他のお酒は後回しの方がいいですよ)
温度が上がるとわかりやすくなる香りもあるけれど、逆に飛んでいってしまいやすい香りもありますし、最初から順番にコメント取っていくと、(あまり慣れていない方は特に)最初の方のアイテムと最後の方のアイテムで評価基準がブレちゃったりしやすいからです。
最初にちょっとだけ全部、外観見て、香って、飲んでみて、おおよそ、こんな感じの品種かなぁとか、軽め(重め)に寄せようかなぁとか、本当におおよそでいいので考えて。合計、せいぜい2〜3分以内で。
一息ついて、よしやるぞ、で、ちゃんとテイスティングしてコメントに落としていく。私は、この戦法が好きです。
緊急事態宣言が明けて、吐器がありそうと期待しているのですが、何があるか分からないのでもし万が一吐器がなかった場合を考えると、、、
最初に飲むのはあくまで口慣らしと小手調なので、そんなにじっくりたっぷりじゃなくて、「ひとなめ」くらいのイメージでいいと思いますよ。
余談ですが、昔ジュラ地方のシャトー・シャロンの生産者を訪れたときは、テイスティングが赤が先でした。涼しいですし赤は軽めのものが多いのに対して、白はご存知ヴァン・ジョーヌや、そうでなくても産膜酵母の影響のある造りのものが(特に昔は)結構あり、白の方が個性が強いものが多いからですね。
ちなみにジュラの白は、昔は普通のシャルドネでもサヴァニャンでも「放っておいたら産膜酵母わいちゃった」みたいなのも多かったけど、現地で「ウイエ」といって、きちんとウイヤージュをするフレッシュ&クリーンなタイプも増えていて、両方楽しいのですよね♪(試験に関係ない余談でした)
日々練習をしていると、「わかったかも!できるようになったみたい!」と喜んだ翌日に、やっぱり全然ダメで、あれはまぐれだったのかと落ち込んだりすることもあると思います。
まるで悪女にハマってしまったみたいに、微笑んでくれたと思ったら、裏切られるの繰り返しで翻弄されちゃう感じ。(合ってますかね?)笑
実技系の上達って、割とみんなそうだと思います。
0か100かじゃなくて、できたりできなかったりしながら、だんだん「できる」が多くなっていくものですよね。成長している証拠ですので、自信を持って続けてくださいね!
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お読みくださって、どうもありがとうございました。
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